オーウェルは底値圏、20年3月期減益予想だが配当は増配予想
- 2019/6/26 08:59
- 株式投資ニュース
オーウェル<7670>(東2)は工業用塗料販売で国内トップクラスの塗料商社である。塗料関連事業を主力として、電気・電子部品事業も展開している。20年3月期減益予想だが、配当は増配予想である。株価は1月安値に接近したが、切り返しの動きを強めている。ほぼ底値圏だろう。反発を期待したい。
■工業用塗料販売で国内トップクラスの塗料商社
18年12月東証2部に新規上場した。工業用塗料販売で国内トップクラスの塗料商社である。塗料関連事業を主力として、ホールIC(磁気センサ)を中心とする電気・電子部品事業も展開している。ホールICはTDK-Micronas GmbHの代理店である。
■20年3月期減益予想だが配当は増配予想
20年3月期連結業績予想は、売上高が19年3月期比1.3%増の655億円、営業利益が8.3%減の11億50百万円、経常利益が4.2%減の13億60百万円、純利益が6.0%減の9億円としている。配当は中間配を実施し、7円増配の年間27円(第2四半期末10円、期末17円)としている。
売上面は自動車向けを中心に堅調に推移するが、利益面では上期にホールICの中国向けが減少する影響、為替影響などで減益予想としている。やや保守的だろう。
■株価は底値圏
株価は1月の上場来安値602円に接近したが、切り返しの動きを強めている。ほぼ底値圏だろう。反発を期待したい。6月25日の終値は641円、今期予想連結PERは約7倍、時価総額は約67億円である。