【銘柄フラッシュ】日本アジア投資など急伸しカルナバイオSはライセンス収入が注目され活況高
- 2019/6/25 17:04
- 株式投資ニュース
6月25日は、日本アジア投資<8518>(東1)が2日連続ストップ高(80円高の311円、34.6%高)となり、東証1部の値上がり率トップ。前日に続いて明白な買い材料は見当たらないようで、投機筋の介入との見方。ただ、出資先で2018年10月から19年3月にかけてIPO(株式公開)に漕ぎつけたVALUENEX(4222)、ミンカブ・ジ・インフォノイド(4436)がともに上場来の安値圏のため、憶測として本体を救済銘柄に仕立てる動きとの観測も。
アトラエ<6194>(東1)は10.3%高となり急反発。今9月期も純利益など最高益の見込みだが、6月に入り高い日が24日までで3日しかない続落相場だったため自律反騰の見方も。
石川製作所<6208>(東1)は8.6%高となり、戻り高値を大きく更新。正午頃、トランプ大統領が日米安保条約を破棄する考えを側近に示していた、とブルームバーグニュースで伝えられたため、後場の取引開始から防衛関連株が急動意。
平和紙業<9929>(東2)は9.0%高となり、いきなり急伸。過去に突然、急動意となった時には任天堂(7974)のゲームに付随する紙製の組み立て製品の受注観測などが言われたことがあり、今回もその新製品に関連との観測が。こうした展開の時は大村紙業<3953>(JQS)も要注目との声が。
イトーヨーギョー<5287>(東2)は6.8%高となり再び急伸。災害時避難道路の無電柱化・電線地中化に関連するとの材料性に値動き幅の軽さが言われる。
ジーニー<6562>(東マ)はストップ高(100円高の630円、18.9%高)となり、25日付で「TikTok(ティックトック)」が新しく提供を開始するモバイルアプリ向け広告配信システム「TikTokAudienceNetwork」との連携開始を発表し注目集中。アルファポリス<9467>(東マ)は8.0%高となり6月中旬につけた株式分割など調整後の上場来高値(3175円)に向けて再び出直り開始。高値業績が好調で最高益更新幅拡大の期待がある様子。
サンオータス<7623>(JQS)はストップ高(80円高の432円、22.7%高)となり、ENEOSのセルフガソリンスタンドで利用できるキーホルダー型の新しい決済ツール「EneKey(エネキー)」の7月開始に期待が強まり高値に接近。カルナバイオサイエンス<4572>(JQG)もストップ高(150円高の1062円、16.5%高)となり、開発中の新規がん免疫療法にかかわる権利を米ギリアド社に供与しライセンス一時金20百万ドル(約21億円)受領などが注目された。(HC)