【銘柄フラッシュ】ジャパンディスプレイは米アップルが救済の観測で上げ日本鋳鉄管など急伸
- 2019/6/27 16:59
- 株式投資ニュース
6月27日は、日本鋳鉄管<5612>(東1)が2日連続のストップ高(150円高の875円、20.7%高)となり、東証1部の値上がり率トップ。引き続き、非開削工法の水道管工事を画期的に省力化する新製品が神奈川県・川崎市の案件に採用されたことが材料視されて大きく出直り拡大。
ジャパンディスプレイ<6740>(東1)は18.3%高となり、朝日新聞6月27日付朝刊が「米アップルが1億ドル(約107億円)を出資する方向になった」と伝えたことが材料視されて急反発。
クミアイ化学工業<4996>(東1)は7.7%高となり戻り高値。株式交換により完全子会社化する理研グリーン<9992>(JQS)の株価が7日の発表後、どんどん上値を追っているため、理論上は交換比率に合わせてクミアイ化も値上がりして当然となり、ついにセキを切ったように奔騰。
クレスコ<4674>(東1)は7.2%高となり、大株主による保有株の一部売却の意向を受け、その株数を上回る規模の自社株買いを開始し、ほかの株主の便宜もはかるとしたことなどが好感されて急反発。
田岡化学工業<4113>(東2)はストップ高の502円高(基準値から500円高、16.8%高)となり、27日付で「名古屋大学とグラフェンナノリボン量産製造法の確立を目的とした共同研究を開始」と発表しており、これが注目されたとの見方。JFEシステムズ<4832>(東2)は4.3%高となり、大きく飛び出して高値に接近。5月下旬の高値から約1ヵ月間、もみ合いの上下幅が次第に小さくなる三角持ち合いを形成してきたとのチャート妙味が。
メドレックス<4586>(東マ)は前後場とも次第高となり12.8%高。米国で痙性麻痺治療貼付剤(テープ型貼付剤)の臨床試験を実施しており、ソレイジア・ファーマ<4597>(東マ)の貼布投与のがん化学療法新薬が中国の学会の治療ガイドラインに収載されたとの発表を受けて連想が働いたとの見方。sMedio(エスメディオ)<3913>(東マ)は9日続伸の4.4%高となり戻り高値を更新。シャープ<6753>(東1)との協業(5月発表)などにより業績さらに拡大の観測。
カルナバイオサイエンス<4572>(JQG)は3日連続ストップ高となり、300円高(22.0%高)の1662円。今日もライセンス供与による一時金が材料視。日本フォームサービス<7869>(JQS)は10.3%高となり、過年度決算にかかわる修正の提出が材料視されて大きく出直った。(HC)