荒川化学が戻り高値を更新、中国・アジア展開の強化など注目される

株式市場 銘柄

■プラごみ削減ムードを受け紙・セルロース素材の拡大も材料に

荒川化学工業<4968>(東1)は7月2日、一段と出直りを強め、10時にかけて1498円(27円高)まで上げて戻り高値を更新した。製紙用薬品をコア技術に、紙や印刷インキ、粘着テープ、最先端の電子材料まで手掛け、2日朝、「中国販売子会社の分公司開設に関するお知らせ」を発表し、注目が強まっている。

 第4次中期5ヵ年経営計画(2016年4月~2021年3月)で「真のグローバル化」を推進しており、中国・アジア地域での精密部品洗浄事業のさらなる拡大に向け、洗浄実験室を有する東莞分公司を開設した。同社株はこのところ、プラスチックごみ削減ムードの高まりを受け、紙・セルロース系素材への注目が強まっていることなどを材料視して買われているようだ。(HC)

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