ファイバーゲートは戻り試す、19年6月期大幅増収増益予想で20年6月期も収益拡大期待
- 2019/7/4 07:00
- 株式投資ニュース
ファイバーゲート<9450>(東1)はWi-Fiソリューション総合サービス企業である。19年6月期大幅増収増益予想である。20年6月期も収益拡大を期待したい。株価は5月の上場来高値から反落したが、調整一巡して戻りを試す展開を期待したい。
■独立系Wi-Fiソリューション総合サービス企業
独立系のWi-Fiソリューション総合サービス企業である。18年8月には朝日ネット<3834>と業務提携した。
18年6月期の売上構成比は、レジデンスWi-Fi事業(マンション・アパート向け無料インターネット接続サービス)が72%、フリーWi-Fi事業(観光地や商業施設向けフリーWi-Fiサービス、法人ネットワーク事業、Wi-Fiプロダクト事業)が28%だった。
■19年6月期大幅増収増益予想、20年6月期も収益拡大期待
19年6月期連結業績予想(2月14日に上方修正、5月14日に2回目の上方修正)は、売上高が18年6月期比35.8%増の54億円、営業利益が62.3%増の9億09百万円、経常利益が67.3%増の8億53百万円、純利益が72.9%増の5億39百万円としている。積極的な営業活動の成果で新規契約が増加基調である。
第3四半期累計は売上高が前年同期比39.4%増収、営業利益が65.8%増益だった。営業利益進捗率は92.5%と高水準だが、例年第4四半期は調整期の傾向があるとしている。20年6月期も収益拡大を期待したい。
■株価は戻り試す
株価(18年9月1日付で株式2分割、19年6月14日付で東証マザーズから東証1部に市場変更)は、5月の上場来高値4400円から反落したが、調整一巡して戻りを試す展開を期待したい。7月3日の終値は3105円、時価総額は約304億円である。