スプリックスは底値圏、19年9月期増収基調
- 2019/7/8 06:40
- 株式投資ニュース
スプリックス<7030>(東1)は日本最大規模の個別指導塾「森塾」運営を主力としている。19年9月期は人件費増加などで利益横ばい予想だが、新規開校などで増収基調である。株価は水準を切り下げたが、ほぼ底値圏だろう。売り一巡して反発を期待したい。
■個別指導塾「森塾」運営が主力
日本最大規模の個別指導塾「森塾」運営の学習塾サービスを主力として、自立学習RED(教育ITを活用した学習塾)のFC教室、教育コンテンツ開発なども展開している。
学習塾サービスは夏季(7~8月)、冬季(12月~1月)、春季(3~4月)の講習実施期に売上高が増加し、教育関連サービスのテキスト販売は新学期開始前の3月前後に売上高が集中する。
■19年9月期増収基調
19年9月期非連結業績予想は売上高が18年9月期比9.1%増の114億01百万円、営業利益が0.3%増の24億74百万円、経常利益が2.1%増の24億73百万円、純利益が1.9%増の15億95百万円としている。人件費や研究開発費の増加で利益横ばい予想だが、新規開校などで増収基調である。森塾9教室開校、自律学習RED30教室以上開校の計画である。
第2四半期累計は売上高が前年同期比13.2%増収、営業利益が3.8%増益だった。新規開校効果などで増収増益だった。そして通期予想に対する進捗率は売上高51.9%、営業利益63.1%と順調である。通期も好業績を期待したい。
■株価は底値圏
株価は水準を切り下げて6月28日に上場来安値1643円まで下押したが、ほぼ底値圏だろう。売り一巡して反発を期待したい。7月5日の終値は1721円、時価総額は約295億円である。