【業績でみる株価】グローバルキッズCOMPANYは下値固め完了、19年9月期最終大幅増益予想
- 2019/7/11 06:16
- 業績でみる株価
グローバルキッズCOMPANY<6189>(東1)は、保育所運営のグローバルキッズを中心に子育て支援事業を展開している。19年9月期は先行投資で営業利益と経常利益が横ばい、純利益が税負担減少で大幅増益予想としている。中期的に収益拡大を期待したい。株価は安値圏でモミ合う形だが、下値固め完了して出直りを期待したい。
■保育所中心に子育て支援事業を展開
保育所運営のグローバルキッズを中心に子育て支援事業を展開している。19年4月末時点の運営施設数は合計165施設(東京都認可保育所86施設、神奈川県認可保育所23施設、東京都認証保育所17施設、企業主導型保育所11施設、学童・児童館13施設など)である。
■19年9月期最終大幅増益予想
19年9月期の連結業績予想は、売上高が18年9月期比17.4%増の200億円、営業利益が0.6%増の3億40百万円、経常利益が0.7%増の19億30百万円、純利益が2.2倍の12億50百万円としている。売上高は新園開設に伴う園児数増加で2桁増収、営業利益と経常利益は先行投資負担で横ばい、純利益は税負担減少で大幅増益予想としている。
第2四半期累計は2桁減益だった。次年度開園を見据えた人員積極採用に伴って採用費や社宅費が増加した。4月に23園開設した。通期予想に対する営業利益の進捗率は高水準だが、下期に先行投資費用が積み上がる見込みとしている。経常利益と純利益の進捗率は低水準だが、4月の新規開園に伴って第3四半期の営業外収益に補助金収入を計上見込みである。中期的に収益拡大を期待したい。
■株価は下値固め完了
株価は安値圏でモミ合う形だが、下値固め完了して出直りを期待したい。7月10日の終値は1009円、時価総額は約92億円である。