【新規上場(IPO)銘柄】エードットは前6月期業績予想を達成する見通し、8月の本決算発表に注目

株式市場 IPO 鐘

 エードット<7063>(東マ)は、本年3月29日に東京証券取引所マザーズに上場した。同社は、「夢を応援する社会をつくる」というミッションを掲げ、ブランディング事業を展開している。広告にとらわれないアクションで、事業、プロダクト、サービスを生み出している。特定のサービスを提供するのではなく、顧客ニーズにあわせて複数のサービスを組み合わせて複合的に提供している。


 SPサービスでは、商品やサービスの売上拡大を目的とした一般消費者の認知度・購買意欲の向上等、顧客企業が抱える課題解決のための各種ソリューションを提供している。

 PRサービスでは、顧客の商品・サービスがメディアに記事・ニュースとして取り上げられ消費者の注目を集める よう、商品やサービスのPR戦略の企画立案から携わり、メディアプロモート、PRイベントの実施・運営等を行っている。

 クリエイティブサービスでは、顧客のブランドイメージや商品・サービスの強みをキャッチコピーやロゴ・マーク等に具現化することで、消費者に選ばれるブランドづくりを支援している。

 現在、SPやPR、クリエイティブといったサービスを複合的に組み合わせ、事業やサービス、プロダクトの総合的プロデュースをはじめ、各子会社の事業強化にも注力し、ソリューション拡大に向けて積極的に取り組んでいる。

 5月15日大引け後に発表済みの前2019年6月期第3四半期業績実績は、売上高15億3300万円、営業利益1億7000万円、経常利益1億5800万円、純利益9500万円に着地。第3四半期営業利益は通期計画に対する進捗率が91.9%に達し、順調に推移している。

 前19年6月期業績予想は、売上高20億2700万円(前期比39.7%増)、営業利益1億8500万円(同49.2%増)、経常利益1億6300万円(同33.6%増)、純利益1億0200万円(同17.2%増)を見込む。年間配当は無配を予定している。

 株価は、4月2日につけた上場来高値3455円から7月9日に上場来安値1950円まで調整している。同社は、国内マーケットシェアの拡大や、クロスボーダー領域への事業領域の拡大、自社サービス開発・展開によって成長が続く見通しで、8月14日に予定される6月期本決算の発表は注目される。目先は、2000円割れが底値となるか見極めるところだろう。(株式評論家・信濃川)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■更新前のスーパーコンピュータの約4倍の計算能力  富士通<6702>(東証プライム)は2月21日…
  2. ■両社の資源を有効活用しSDGsに貢献  伊藤忠商事<8001>(東証プライム)グループのファミリ…
  3. ■純正ミラーと一体化し、左後方の視界を広げる  カーメイト<7297>(東証スタンダード)は、純正…
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■投資と貯蓄の狭間で・・・  岸田内閣の「資産所得倍増プラン」は、「貯蓄から投資へ」の流れを目指し…
  2. ■「ノルム(社会規範)」解凍の序章か?植田新総裁の金融政策正常化  日本銀行の黒田東彦前総裁が、手…
  3. ■「日経半導体株指数」スタート  3月25日から「日経半導体株指数」の集計・公表がスタートする。東…
  4. ■投資家注目の適正株価発見ツール  日銀の価格発見機能が不全になる可能性がある中、自己株式取得が新…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る