【業績でみる株価】ローソンが戻り高値に進む、第1四半期の連結営業利益12%増加

ローソン

■コンビニ株の中で投資ウエイトが高まる可能性も

ローソン<2651>(東1)は7月12日、上値を追って始まり、取引開始後に6%高の5730円(330円高)まで上げて戻り高値に進んだ。11日の取引終了後に第1四半期決算(2019年3~5月)を発表し、連結営業利益が前年同期比12.4%増加したことなどが注目されている。

 第1四半期は、人手不足や人件費の高騰などに見舞われたものの、数年前から発注システムのセミオート化、自動釣銭機能付きPOSレジの導入などによる店舗の生産性の向上を図ってきた効果などにより、連結経常利益は同11.1%増加して133.99億円となった。売上高に相当する連結営業総収入は同4.9%増加して1788.0億円だった。

 通期・2020年2月期の連結業績予想は従来からの見通しを継続し、経常利益は前期比5.5%増の545億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同29.6%減の180億円、1株利益は179円88銭。従来予想通りのため新味はないが、コンビニ株の中で同社株への投資ウエイトが高まる可能性が言われている。(HC)

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