【業績でみる株価】東洋電機製造が戻り高値に進む、今期営業利益61%増加予想など注目される

■中国、ASEANおよび国内の鉄道インフラ投資など堅調に推移する見通し

東洋電機製造<6505>(東1)は7月12日、大きく出直り、10時30分にかけて7%高の1458円(96円高)をつけて戻り高値を更新している。11日の取引終了後、2019年5月期の連結決算を発表し、今期・20年5月期の連結業績見通しを営業利益9.0億円(前期比61.4%の増加)などとし、注目が集まった。

 19年5月期は、中国向けが高速鉄道の車種切替による生産端境期だった影響があり、連結売上高は前期比3.2%減少して411.72億円となった。一方、営業利益は試験機向けおよび加工機械向けの産業製品が牽引して52.0%増の5.57億円となった。今期・20年5月期の見通しは、中国、ASEANおよび国内の鉄道インフラ投資などが堅調に推移すると想定し、連結営業利益予想は9.0億円(前期比61.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益も9.0億円(同30.4%増)、1株利益は100円65銭とした。(HC)

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