リンガーハットが年初来の高値を更新、第1四半期の2ケタ増益など注目される

■5月に国内3つ目の自社工場である京都工場の稼働を開始

 リンガーハット<8200>(東1)は7月16日、もみ合いを飛び出して始まり、取引開始後に8%高の2550円(186円高)まで上げて年初来の高値に進んだ。前週末取引日の取引終了後に2020年2月期・第1四半期の連結業績(2019年3~5月)を発表し、営業利益は前年同期比14.1%増の6.73億円となるなど、各利益とも2ケタの増益率となり、注目が強まった。

 売上高は同0.4%増の117.70億円だった。長崎ちゃんぽん事業で、19年3月に低糖質ちゃんぽんめんの提供を開始し、健康とおいしさをさらに追及した。5月には国内3つ目の自社工場である京都工場の稼働を開始し、とんかつ事業の部門営業利益が大きく回復するなど、コスト低下が進んだ。

 今期・20年2月期の連結業績見通しは従来予想を継続し、営業利益は前期比8.6%増の26.0億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同19.5%増の10.0億円、1株利益は40円11銭。(HC)

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