【業績でみる株価】キャリアは底固め完了、20年9月期収益拡大期待
- 2019/7/17 06:15
- 業績でみる株価
キャリア<6198>(東マ)はシニア人材に特化した人材派遣・紹介を展開している。19年9月期(連結決算に移行)は人件費増加などで減益予想だが、20年9月期の収益拡大を期待したい。株価は5月の上場来安値を割り込むことなく推移して底固め完了感を強めている。反発を期待したい。
■シニア人材に特化した人材派遣・紹介
高齢化社会型人材サービス企業として、シニア人材に特化した人材派遣・紹介を展開している。事業区分は、アクティブシニア派遣・紹介・業務請負のシニアワーク事業、介護施設向け看護師・介護士派遣・紹介・紹介予定派遣のシニアケア事業としている。
■20年9月期収益拡大期待
19年9月期連結業績予想(19年1月キューボグループを子会社化して第2四半期から連結決算に移行)は、売上高が115億円、営業利益が2億70百万円、経常利益が2億70百万円、純利益が1億60百万円としている。
19年9月期は人件費や広告宣伝費の増加などで、18年9月期の非連結業績との比較で減益予想だが、20年9月期の収益拡大を期待したい。
■株価は底固め完了
株価は5月の上場来安値523円を割り込むことなく推移して底固め完了感を強めている。反発を期待したい。7月16日の終値は600円、時価総額は約52億円である。