アスクルが後場寄り後に一段高、筆頭株主ヤフーとの資本・業務提携を解消の意向

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■ネット通販サイト事業の譲渡や社長退陣の要求を受けていた模様

アスクル<2678>(東1)は7月17日の後場一段と出直りを強め、取引開始後に12%高の2594円(271円高)まで上げて出来高も増加している。午前、日本経済新聞・電子版が「アスクルが筆頭株主のヤフー(4689)に対し、資本・業務提携の解消を申し入れたことがわかった」と伝え、11時前から高下しながら一段高相場に発展している。

 これについて会社側は12時26分、東証IR開示を通じて「本日の一部報道について」を発表。 「当社が発表したものではありません」としつつも、「しかしながら、当社において、ヤフー社より当社社長(岩田彰一郎社長)に対する退陣要求を受けていること、ならびに、当社からヤフー社に対し提携関係の解消協議を申し入れたことは事実であります」とした。

 同日午前の日経QUICKニュースによると、「1月にヤフー側はアスクルに対し、消費者向けインターネット通販サイト「LOHACO(ロハコ)」事業を譲渡するよう申し入れ、アスクルは提案を拒否していた」という。一方、ヤフー<4689>(東1)の株価は11時過ぎから小高くなり、13時過ぎには334円(3円高)前後で推移している。(HC)

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