【業績でみる株価】ナレッジスイートは下値切り上げ、19年9月期大幅増収増益予想
- 2019/7/18 05:47
- 業績でみる株価
ナレッジスイート<3999>(東マ)は営業支援や顧客管理のクラウド型統合ビジネスアプリケーションを主力としている。19年9月期大幅増収増益予想である。収益拡大を期待したい。株価は反発力の鈍い展開だが徐々に下値を切り上げている。出直りを期待したい。
■営業支援や顧客管理のクラウド型統合ビジネスアプリケーションが主力
中堅・中小企業向けの営業支援(SFA)や顧客管理(CRM)とグループウェアを連動したクラウド型統合ビジネスアプリケーション「Knowledge Suite」を主力としている。
セグメント区分は、主力の「Knowledge Suite」の月額利用料収入を得るクラウドサービスや導入支援コンサルティングサービスなどのクラウドソリューション事業、およびシステムエンジニアリング事業としている。
■19年9月期大幅増収増益予想
19年9月期連結業績予想は、売上高が18年9月期比2.3倍の22億02百万円、営業利益が25.4%増の60百万円、経常利益が19.4%増の52百万円、純利益が2.3倍の1億38百万円としている。
第2四半期累計は売上高が11億01百万円、営業利益が48百万円だった。前年同期の非連結業績との比較では、IT人材への成長投資で減益だったが、売上面はクラウドソリューション事業、システムエンジニアリング事業とも伸長して大幅増収だった。通期ベースで収益拡大を期待したい。
■株価は下値切り上げ
株価は反発力の鈍い展開だが徐々に下値を切り上げている。出直りを期待したい。7月17日の終値は994円、時価総額は約50億円である。