【業績でみる株価】キャンディルは上値試す、19年9月期大幅増益予想
- 2019/7/18 05:44
- 業績でみる株価
キャンディル<1446>(東マ)は住宅市場・商業施設市場を対象に建築サービス関連事業を展開している。19年9月期大幅増益予想である。収益拡大を期待したい。株価は7月4日の年初来高値から反落したが、急伸後の自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。
■建築サービス関連事業を展開
18年7月東証マザーズに新規上場した。住宅市場・商業施設市場を対象に建築サービス関連事業として、住宅建築途中で発生する傷の修復を行うリペアサービス、住宅引き渡し後のアフター定期点検を行う住環境向け建築サービス、商業施設の内装工事や大手家具メーカーIKEAの日本国内での家具組み立てサービスを行う商環境向け建築サービス、およびリペア材料などの商材販売を展開している。
■19年9月期大幅増益予想
19年9月期の連結業績予想は、売上高が18年9月期比10.3%増の135億円、営業利益が20.1%増の4億85百万円、経常利益が27.5%増の4億40百万円、純利益が27.2%増の2億18百万円としている。
リペアサービスが10.1%増収、住環境向け建築サービスが5.2%増収、商環境向け建築サービスが16.0%増収、商材販売が8.0%増収と好調に推移する見込みだ。
第2四半期累計は前年同期比7.8%増収、26.9%営業増益だった。各サービスとも順調に推移し、増収効果で大幅増益だった。そして通期予想に対する進捗率も売上高50.6%、営業利益72.9%と順調だった。季節要因で第3四半期(4~6月)の売上・利益が小さくなるが、通期ベースでも収益拡大を期待したい。
■株価は上値試す
株価は7月4日の年初来高値1493円から反落したが、急伸後の自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。7月17日の終値は1264円、時価総額は約65億円である。