【業績でみる株価】サニーサイドアップは上値試す、20年6月期も収益拡大期待
- 2019/7/19 07:04
- 業績でみる株価
サニーサイドアップ<2180>(東1)は企業PRなどのマーケティング・コミュニケーション事業を主力としている。19年6月期大幅増益予想である。20年6月期も収益拡大を期待したい。なお20年1月1日付で持株会社へ移行予定である。株価は6月の高値から反落したが、自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。
■企業PRなどのマーケティング・コミュニケーション事業が主力
マーケティング・コミュニケーション事業(企業PR、プロモーション、ブランディング、コンテンツ開発などのマーケティング・コミュニケーションサービス)を主力として、SP・MD事業(店頭等の消費者とのコンタクトポイントにおける購買・成約の意思決定を促すためのソリューション)、スポーツ事業(PR発想を活用したスポーツマーケティングビジネス)、bills事業(オールデイカジュアルダイニング「bills」のブランディング・ラライセンシングビジネスおよび海外における店舗運営)、開発事業(新規ビジネス開発)も展開している。
■19年6月期大幅増益予想、20年6月期も収益拡大期待
19年6月期連結業績予想(5月13日に売上高を下方、利益を上方修正)は、売上高が18年9月期比4.6%増の141億66百万円、営業利益が69.2%増の6億01百万円、経常利益が97.6%増の7億22百万円、純利益が38.0%増の5億24百万円としている。マーケティング・コミュニケーション事業、スポーツ事業が好調に推移し、SP・MD事業のポートフォリオ再構築による収益性向上も寄与して大幅増益予想である。
第3四半期累計は、前年同期比6.8%増収、2.8倍営業増益、3.5倍経常増益、10.5倍最終増益だった。通期も好業績を期待したい。また20年6月期も収益拡大を期待したい。
■株価は上値試す
株価(19年7月11日付で株式2分割)は6月の高値から反落したが、自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。7月18日の終値は998円、時価総額は約150億円である。