【新規上場(IPO)銘柄】リビン・テクノロジーズは底値確認、大幅リバウンド相場入りを期待

株式市場 IPO 鐘

 リビン・テクノロジーズ<4445>(東マ)は、本年6月28日に東京証券取引所マザーズに上場に上場した。同社は、不動産を売りたい、土地活用したい、賃貸管理会社を探したいなど不動産に関する様々なユーザーニーズに応えるため、不動産プラット事業を行っている。

 マッチングサービスでは、不動産売却査定を中心とした成果報酬型メディア「リビンマッチ」と展開している。加盟企業が利用するメリットとして、一般的な広告とは異なり、掲載や出稿に費用は掛からず、問い合わせ件数分だけ費用が発生するため、導入のハードルが低い。また、専門性の高いWEBマーケティングを同社が行うため、加盟企業はネットの知識がなくても安定したネット集客を可能にしている。年間訪問数は1,600万で、全国2,400の加盟店網が、年間9万件のマッチングを実現している。

 ブランディングサービスでは、「リビンマッチ」サイトや外部のインターネット広告媒体の広告枠を販売し、不動産会社を対象としたブランドイメージ構築を支援している。「リビンマッチ」は、ブランディング用の特別ページやタイアップ企画用の特別ページ、広告枠等を提供し、不動産会社のブランディングを支援している。リビンMagazine Bizは、累計6,500本以上の記事を配信している「リビンMagazine Biz」でのタイアップ記事広告やバナー広告等のサービスを提供している。

 今2019年9月期第2四半期業績予想は、売上高9億2100万円(前の期比1.7%増)、営業利益1億8300万円、経常利益1億9100万円、純利益1億3100万円に着地。

 今20年9月期業績予想は、売上高19億1100万円(前期比4.6%増)、営業利益3億2900万円(同34.6%増)、 経常利益3億1600万円(同26.2%増)、純利益2億円(同13.7%増)を見込む。上場で調達資金は、広告宣伝費や開発費用、人材確保などに充てる計画で、年間配当予想は、無配を予定している。

 株価は、6月28日の上場初日につけた上場来高値9150円から7月19日に上場来安値5210円まで調整。同22日高値5590円と買われ出直る気配を見せている。換金売りに押されていたが、5250円どころで下値を固めた感がある。来20年9月期増収増益が観測されており、8月13日に予定される今20年9月期第3四半期決算が順調に推移していれば、大幅リバウンド相場入りも期待されそうだ。(株式評論家・信濃川)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■離職率低下と顧客満足向上を実証、省人化潮流に逆行する人材重視戦略  「丸亀製麺」主力のトリドール…
  2. ■ビーム整形と出力平準化技術を融合し大気揺らぎを克服  NTT<9432>(東証プライム)と三菱重…
  3. ■航続距離650キロを実現、日野が新型FCV大型トラック投入  日野自動車<7205>(東証プライ…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る