【狙い場・買い場】日新は16年3月期に期待、株価は2月高値からの経過順調

狙い場・買い場

日新<9066>(東1)は、今2016年3月期業績見通しに対する期待感があるほか、割安感があり320円前後は注目したい。

同社は、国際輸送、国内輸送、倉庫、港湾運送、通関、船舶代理店、引越、旅行事業、不動産事業を行っている。「グローバル・ロジスティクス・サービス・プロバイダー」への成長・発展」を基本方針として、海外事業の強化・拡大(「自動車産業」を軸に収益拡大)、国内事業の再構築(コスト競争力の強化)、経営基盤の強化を図っている。海外23か国に及ぶネットワークとIT対応力を活かし、顧客のグローバル調達、SCM(サプライチェーンマネジメント)に応えるグローバル・ロジスティクス・サービスの深化に注力。インドネシアにおいて倉庫保管サービスを提供する同国2社目となる現地法人を設立し、連結子会社化したのをはじめ、世界有数のISOタンクコンテナオペレーターであるオランダ・デンハート社と総代理店契約を締結するなど、更なるサービスメニューの拡大に注力。 アジアでの好調が継続していることに加え、日本での回復と中国での順調な推移が収益に寄与。

前2015年3月期業績予想は、売上高1980億円(前期比2.2%増)、営業利益44億円(同8.9%増)、経常利益47億円(同0.4%増)、純利益21億5000万円(同18.1%減)を見込んでいる。 年間配当は8円(同50銭増)を予定している。

第5次中期経営計画では、最終年度となる17年3月期は、売上高2130億円、営業利益54億円、経常利益56億円、純利益36億円目標を掲げているほか、ROEは7.1%(14年3月期6.1%)と改善を目指している。

株価は、2月26日に年初来の高値327円と買われた後、310円を軸にモミ合っているが、300円前後で下値を確認し上値をうかがっている。海外事業の強化・拡大が見込まれており、5月11日に予定される3月本決算発表における今16年3月期業績見通しは、中計に沿った計画が示されると予想されるほか、増配含みと観測されており、期待感は高まる。PBR0.68倍と割り負け、15年3月期ベースでも配当利回り2.5%と利回り妙味もソコソコあり、押し目買い妙味が膨らむことから注目したい(N)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る