ルネサスエレクトロニクスが戻り高値に進む、半導体株高に乗り浮動株比率の思惑も

■TOPIX銘柄の浮動株比率の定期見直しにより7月末に買いインパクトの観測

ルネサスエレクトロニクス<6723>(東1)は7月24日、再び上値を追って始まり、10時過ぎに9%高の656円(54円高)まで上げて約1週間ぶりに戻り高値を更新した。米国時間の22日、米ゴールドマンサックスが半導体関連株への評価を引き上げたとされ、ここ半導体関連株が軒並み値動きを強めている中で、同社株には、東証による浮動株比率の見直し効果への期待もあるようだ。

 東証が7月5日発表したTOPIX(東証株価指数、東証1部上場全銘柄で算出)構成銘柄の浮動株比率の定期見直しは7月31日に適用され、ルネサスエレクトロニクスには一日平均売買代金の8.8倍の買いインパクトが発生するとの大手証券の予想が言われている。SMBC日興証券は19日付で目標株価を570円から640円に引き上げたと伝えられた。(HC)

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