アンリツが戻り高値を大きく更新、「5G」関連で業界初の認証取得など材料視

■このところ出直りが快調で四半期決算発表に期待する様子も

アンリツ<6754>(東1)は7月25日の前場、5%高の2012円(97円高)で昼休みに入り、戻り高値を大きく更新。取引時間中としては4月16日以来の2000円台となった。「5G」(第5世代移動通信システム)関連の株価材料を受け、このところ出直りが快調な上、24日夜のテレビ経済番組で関連産業を取り巻く展望などが紹介され、注目が強まったとみられている。

 7月18日付で「業界初、5Gミリ波のRFコンフォーマンス試験でGCF認証を取得」と発表し、翌日から25日まで連日高となった(前日比変わらずを一日含む)。第1四半期(2020年4~6月)の決算発表を7月30日(火)15時に予定し、通期の業績予想は各利益とも減益を想定するが、売上高は増勢が続く見通し。減益については四半期ごとに織り込んで先々を展望する展開に移行するとの見方が出ている。(HC)

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