【新規上場(IPO)銘柄】インフォネットは8月中旬に第1四半期決算を発表、2250円前後まで押す場面は買い妙味

株式市場 IPO 鐘

インフォネット<4444>(東マ)は、本年6月25日に東京証券取引所マザーズに上場。同社は、CMSサイトを軸とした、企業マーケティングに欠かせない、WEBサイト構築、CMSサイト構築、システム開発、AIプロダクト開発、広告デザイン・印刷、WEB広告、保守運用、クラウドサービスの8つのサービスを提供している。

 同社は、WEB制作・システム開発という主事業において、企画・コンサルティングからデザイン、プログラミング、さらには自社サーバによるインフラから、サポートまで、ワンストップでソリューションを提供できることを最大の強みとしている。

今2020年3月期第1四半期業績予想は、売上高2億6900万円、営業損益6700万円の赤字、経常損益6700万円の赤字、最終損益4700万円の赤字を見込む。営業人員の増員に伴う人件費の増加等の固定費の増加を計画しているため、赤字になる見通し。

 今20年3月期業績予想は、売上高9億6800万円(前期比14.6%増)、営業利益1億9000万円(同15.6%増)、経常利益1億9300万円(同12.9%増)、純利益1億3300万円(同22.0%増)を見込む。年間配当予想は、無配を予定している。

 株価は、上場初日の6月25日につけた上場来高値3835円から7月18日に上場来安値2232円と換金売りに下げた後、モミ合っている。例年、顧客の納期希望が集中する第3四半期以降に売上が偏重する傾向があり、通期業績予想は達成できる見通しだが、8月中旬に予定される20年3月期第1四半期決算を見極め、需給が改善するか様子見気分が広がっている。ただ、今ユーザ基盤の強化とサービスラインナップの拡充、さらに当社既存サービスを補完・強化するAI関連プロダクトの開発およびサービスインを積極的に進めることで、サブスクリプションモデルの強化を図り、今後も更なる成長を目指すことから、18日安値に接近すれば、下値確認からリバウンド相場入りも期待出来ることか ら、2250円前後まで押す場面があれば、買い妙味が膨らみそうだ。(株式評論家・信濃川)

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