LibWork(リブワーク)「ロボットが案内するモデルハウス」を開設
- 2019/7/26 13:30
- 株式投資ニュース
■購買行動の変化を受け、リアル店舗は自分のペースで自由に見学
インターネット集客を特色とした戸建住宅の設計、施工、販売などを展開するLib Work(リブワーク)<1431>(東マ)は7月26日、「ロボットが案内するモデルハウス」(無人のモデルハウス)を同日、熊本県菊池郡にオープンした。
同社は、熊本県に本社を置き、九州を中心に事業を展開。2015年に福岡証券取引所に上場したのに続き、19年6月18日には東証マザーズにも株式を上場した。
このモデルハウスは、ハウス内での接客をロボットが行う新サービスで、人型ロボット「Pepper」が見学者を出迎え、受け付け、来場アンケートの取得などの業務を行う。来場に際しては、ウェブ上での見学申し込み後、モデルハウスに出向き、スマートキーを使って開錠できる仕組みになっている。このため、自由な時間に見学することが可能で、営業スタッフが案内しないため、自分のペースでモデルハウスを見学することができる。
■無人のため空白地帯にも出店できコスト圧縮などの効果も発揮
顧客購買行動が劇的に変化している昨今、リアル店舗の買物時において、自分のペースで買い物をしたいという顧客のニーズが存在する。不動産・住宅業界でも同様のニーズが存在することから、この新サービスは、そのようなニーズに応えるためのサービスとして開発した。
また、会社側にとっては、無人のモデルハウスであれば、モデルハウス空白地帯に出店できるというメリットがある。人的コストの圧縮による労働生産性の向上などの効果も期待できる。今後、通常モデルハウスの出店が難しいモデルハウス空白地への出店を含め、日本全国きめ細かくさまざまなエリアへの出店を行っていく方針。2020年6月期は熊本県、福岡県を中心に出店を予定している。(HC)