【株式市場】半導体関連株の下げ目立ち全般は安いが新規上場株は好発進

株式市場 銘柄

◆日経平均の終値は1万9652円88銭(232円89銭安)、TOPIXは1588.69ポイント(10.73ポイント安)、出来高概算(東証1部)は26億8328万株

チャート10 17日後場の東京株式市場は、引き続き対ドルで円高基調が続き、台湾の半導体受託生産大手の設備投資縮小観測などを受けてアドバンテスト<6857>(東1)などの下げが目立ち、日経平均は14時にかけて247円40銭安(1万9638円37銭)まで下げる場面があった。前引けは堅調だった日経JASDAQ平均も軟調に転換した。

 原油市況の回復などが好感されてJXホールディングス<5020>(東1)が高く、大手商社も堅調で伊藤忠商事<8001>(東1)は年初来の高値に進んだ。ダイハツディーゼル<6023>(東2)は3月決算見込みの増額修正が好感されて続伸となり、ジーンテクノサイエンス<4584>(東マ)は新たながん診断法などに期待とされて高値を更新し、ハンズマン<7636>(JQS)はホームセンター大手の提携を受けて連想的な思惑が強まったとされて高値を更新。

 本日新規上場となった海帆(かいはん)<3133>(東マ、売買単位100株)は中京、東海を中心に居酒屋「なつかし処昭和食堂」などを展開し、買い気配を上げて好調なスタート。11時27分に公開価格1020円に対し76%高の1800円で初値がつき、高値は1880円、終値は1654円となった。

 東証1部の出来高概算は26億8328万株(前引けは14億621万株)、売買代金は2兆9720億円(同1兆4628億円)。1部上場1881銘柄のうち、値上がり銘柄数は461(同700)銘柄、値下がり銘柄数は1301(同1022)銘柄。

 また、東証33業種別指数のうち値上がりした業種は9業種(前引けは18業種)となり、値上がり率上位の業種は、石油・石炭、非鉄金属、銀行、卸売り、パルプ・紙、鉄鋼、海運、などだった。

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