パーカーコーポレーションは後場一段と強含む、業績底堅く「ナノ素材」など材料視

■今期は小幅減益を想定するが株価は6月初を下値に回復続く

パーカーコーポレーション<9845>(東2)は7月29日の午後、一段とジリ高基調を強め、14時20分にかけて4%高の506円(21円高)まで上げて戻り高値に進んだ。工業用洗剤の専業大手で、業績は前期・2019年3月期に売上高、各利益とも最高を更新。このところは、好業績に加えてカーボンナノチューブをはじめとした「ナノ素材」による機能性材料の開発、エアコンの静音剤などが注目されている。

 今期・20年3月期の連結業績見通しは小幅な減収減益を想定するが、株価は6月初旬の442円を下値に回復基調を続けている。減益は消化済みの展開との見方が出ている。(HC)

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