寿スピリッツの第1四半期は営業利益率の大幅な改善もあり大幅増収増益

◇営業利益率は前期の9.6%から14.6%へと大幅改善

 寿スピリッツ<2222>(東1)の第1四半期は、営業利益率の大幅な改善で大幅増収増益となった。

 同社グループは、主力ブランド及び主力商品の育成に向け、商品力、販売力・営業力、売場力のレベルアップによる現場力の向上に引き続き注力した。また、顧客層の拡大に向け、新ブランド・新業態・新商品開発を推進した。製造面では、品質及び衛生管理の一層の強化を図るとともに、設備投資による増産体制の構築及び生産性の向上に努めた。

 その結果、第1四半期の売上高は、106億26百万円(前年同期比23.5%増)、営業利益15億54百万円(同87.4%増)、経常利益15億67百万円(同87.7%増)、純利益10億22百万円(同100.5%増)となった。

 売上高に関しては、令和元年を記念して、ゴールデンウィークが10連休あったこともあり、大幅な増収となったが、利益面については、増収効果に加え、営業利益率が前期の9.6%から14.6%と大幅な改善となったことから、大幅増益となった。

 今期20年3月期連結業績予想は、売上高452億円(前期比10.9%増)、営業利益69億70百万円(同16.6%増)、経常利益70億円(同16.4%増)、純利益45億50百万円(同14.5%増)と増収増益を見込んでいる。

 第1四半期の成長率からみると物足りないものの、通期に関しては当初予想を据え置いている。

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