【株式市場】四半期好決算銘柄が買われ日経平均は反落だが個別物色は活発

株式

◆日経平均は2万1521円53銭(187円78銭安)、TOPIXは1565.14ポイント(10.44ポイント安)、出来高概算(東証1部)は増勢となり13億5088万株

チャート14

 7月31日(水)後場の東京株式市場は、昼前に四半期決算を発表した富士紡HD<3104>(東1)や、正午に発表した清水建設<1803>(東1)が急伸するなど、四半期好決算銘柄に買いが集まる展開になった。日経平均は前比家より50円ほど持ち直して160円安で始まり、大引までおおむねこの水準で推移し、前日比で反落した。一方、東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均は高い。

 後場は、12時30分に四半期決算を発表したエーザイ<4523>(東1)が急伸し、アルチザネットワークス<6778>(東2)は7月決算に期待再燃とされてジリ高傾向を継続。エリアリンク<8914>(東マ)は過日の業績見通し増額修正が見直されて大幅続伸。スペースシャワーネットワーク<4838>(JQS)は中国・テンセント・ミュージック・エンターテインメント・グループとの業務提携を31日付で発表し14時過ぎからストップ高。

 31日新規上場となったツクルバ<2978>(東マ)は、9時ちょうどに公開価格と同値の2050円で初値がつき、高値は前場の2250円、終値は2117円。

 東証1部の出来高概算は増勢となり13億5088万株(前引けは5億7321万株)、売買代金は2兆6650億円(同1兆1260億円)。1部上場2150銘柄のうち、値上がり銘柄数は547(同548)銘柄、値下がり銘柄数は1525(同1508)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は4業種(前引けは1業種)となり、医薬品、電力・ガス、金属製品、保険、が高い。(HC)

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