テクマトリックスは3日続伸、第1四半期の大幅増益や追加戦略など注目される

■提携・連携、M&A(金庫株の活用を視野)がぜん材料株妙味も

テクマトリックス<3762>(東1)は8月2日、3日続伸基調となり、2305円(52円高)まで上げて昨日つけた年初来の高値2344円に近い水準で売買されている。第1四半期(2019年4月~6月)の連結決算が前年同月比で売上高12%増加、営業利益は58%増加などと好調。さらに、新中期計画の追加的な戦略として提携・連携、M&Aなどを挙げたため、がぜん材料株妙味も強まったとの見方が出ている。

 第1四半期は、親会社株主に帰属する四半期純利益も同73.1%増加して3.69億円となった。情報基盤事業が好調に推移したほか、グループ企業が展開する医療ITソリューション事業も拡大し、「マイクロソフトオフィス365(Microsoft Office365)向けクラウドサービスなども拡大した。

 18年5月に策定した新中期計画「GO BEYOND 3.0」」に追加的な戦略を加え、事業運営体制の多様化(資本提携、業務提携、大学・研究機関との連携、オープンイノベーション)、データの利活用(ビッグデータ解析、AIの利用を含む)、BtoC(消費者向けビジネス)への参入、M&A(金庫株の活用を視野)、などを進めている。(HC)

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