【銘柄フラッシュ】明治機械が急伸しビットワンGは香港の政情が思惑視されて高い

株式市場 銘柄

 8月5日は、日経平均が一時572円93銭安(2万514円19銭)まで下押し、終値は今年6月18日以来、約2ヵ月ぶりに2万1000円を割り込んだ中で、アシックス<7936>(東1)が一時ストップ高の300円高(26.6%高の1426円)まで上げ、終値も23.9%高。前週末売買日・2日の取引終了後、第2四半期決算と今12月期末配当の大幅増配、自己株式の取得(自社株買い)を発表。投資の基本である「好業績」に立ち返って銘柄を選別する動きが集中した。

アリアケジャパン<2815>(東1)は朝方からストップ高の1000円高(15.2%高の7590円)で売買をこなしながら大引けもストップ高。2日の取引終了後に第1四半期決算を発表し、減収減益だったが米国事業を売却した分を除くと2ケタ増益との見方。

ジョイフル本田<3191>(東1)は13.7%高となり、2日の取引終了後に発表した6月決算と今期の見通し、増配などが好感されて後場一段高。

明治機械<6334>(東2)はストップ高の80円高(28.6%高の360円)となり、年間売上高に匹敵する大型受注の発表に注目集中。ビットワングループ<2338>(東2)は12.8%高となり、香港で仮想通貨交換事業(BitOneHongKong)を行い、現地での需要が高まりつつあるとされて注目再燃の見方。

バンク・オブ・イノベーション<4393>(東マ)は14.1%高となり、前取引日の16.8%高に続いて連日大幅高となり4日続伸。7月26日に発表した第3四半期決算を受けて業績動向が再評価されたとの見方。9月通期の業績見通しは、「現時点で適正かつ合理的な業績予想の算定が困難であるため」(決算短信より)開示していないため、なおさら思惑買いが入りやすいとの指摘。手間いらず<2477>(東マ)は12.8%高となり、2日発表の6月決算が売上高、各利益とも2割増加し、今期の見通しを各利益とも3割増の見通しとしたため注目集中。

システム・ロケーション<2480>(JQS)は16.6%高となり、2日発表の第1四半期決算の大幅増益などが注目されて2018年10月以来の1200円台となった。
(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る