メタウォーターは上値試す、20年3月期増収増益予想で1Q順調
- 2019/8/6 06:08
- 業績でみる株価
メタウォーター<9551>(東1)は、プラントエンジニアリング事業とサービスソリューション事業を展開している。20年3月期増収増益予想で第1四半期は順調だった。収益拡大を期待したい。株価は上場来高値圏だ。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。
■プラントエンジニアリング事業とサービスソリューション事業を展開
日本ガイシ<5333>と富士電機<6504>の水環境事業を統合して発足し、浄水・下水・汚泥処理および燃料化プロセスに使用する機械設備設計・建設などのプラントエンジニアリング(PE)事業、浄水場・下水処理場・ごみ処理施設・リサイクル施設保守・運営などのサービスソリューション(SS)事業を展開している。
なお国内公共事業が主力ため、収益は第4四半期に偏重する。
■20年3月期増収増益予想で1Q順調
20年3月期の連結業績予想は、売上高が19年3月期比6.5%増の1250億円、営業利益が5.2%増の80億円、経常利益が4.9%増の80億円、純利益が6.4%増の55億円としている。
第1四半期は売上高が前年同期比28.2%増の148億48百万円、営業利益が15億63百万円の赤字(前年同期は23億16百万円の赤字)だった。PE事業が25.8%増収、SS事業が32.9%増収と順調に推移し、増収効果で赤字が縮小した。
通期は一部の大型低粗利案件の影響があるが、需要が堅調に推移して増収増益予想である。収益拡大を期待したい。
■株価は上値試す
株価は上場来高値圏だ。7月29日には4080円まで急伸する場面があった。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。8月5日の終値は3710円、時価総額は約962億円である。