加賀電子が底堅い、営業利益2割増の予想など伝えられ全体相場より強い

■富士通エレクトロニクスに続き十和田パイオニアをグループ化し業容拡充

加賀電子<8154>(東1)は8月6日、10時を過ぎて1466円(28円安)前後で推移し、「率」は1.9%安。TOPIX(東証株価指数)の2.3%安、JPX日経400の2.2%安などに比べて強い展開になっている。「営業益、4~6月2割増」(日本経済新聞2019年8月6日付朝刊より)と伝えられ、全体相場が急落する中で、投資の基本である業績に立ち返って注目する投資家が少なくないようだ。

 EMS(電子機器の受託製造サービス)事業を中心に好調な展開が続いているようだ。同事業を始めとして業容の拡充を着実に進めており、19年1月には富士通エレクトロニクス(非上場)をグループ化した。段階的に株式を取得して22年1月に完全子会社とする予定だ。さらに、7月下旬には、パイオニア(2019年3月に上場廃止)の製造子会社である十和田パイオニア(青森県十和田市)の株式を10月1日付(予定)で取得し、グループ会社化すると発表した。

 報道によると、富士通エレクトロニクスの子会社化により、「売上高は約2倍の1100億円程度になったようだ」という。4~6月期の決算発表は7日を予定する。(HC)

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