クレスコは主事業が好調に推移し第1四半期の売上高14%増加

■営業利益は前年同期の反動高も加わり63%増加、

クレスコ<4674>(東1)は8月7日、反発基調で始まり、取引開始後に3730円(70円高)まで上げて出直りを強めた。昨6日、取引終了後に第1四半期決算(2019年4~6月、連結)を発表。営業利益が前年同期比63%増加したことなどが好感されている。

■経常利益は金融商品の評価損を計上したが純利益は4.7%増加

 主力のソフトウェア開発事業、組込型ソフトウェア開発事業とも好調に推移し、売上高は同14.0%増加して92.45億円となり、営業利益は同63.1%増加して7.70億円となった。既存大口顧客のIT投資拡大などが寄与した。

 営業利益の増益率が大きくなった要因としては、事業展開が安定する上で有利な包括契約が拡大したことなどがあり、また、。前年は期初に不採算案件が発生し低空飛行のスタートだったことの反動高もある。経常利益は金融商品の評価損を計上したため同7.6%減の6.70億円となったが、親会社株主に帰属する四半期純利益は同4.7%増の4.33億円となった。

 第2四半期、3月通期の連結業績の予想は従来通りとし、3月通期の見通しは売上高が前期比7.5%増の378.80億円、営業利益が同6.0%増の34.0億円、純利益は同5.7%増の24.16億円。売上高、各利益とも連続して最高を更新することになる。

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