アズームは底値圏、19年9月期予想下方修正に対する売り一巡
- 2019/8/8 07:19
- 業績でみる株価
アズーム<3496>(東マ)は月極駐車場関連を中心に遊休不動産活用事業を展開している。19年9月期は下方修正して一転減益予想となった。20年9月期の収益改善を期待したい。株価は上場来安値を更新する展開だがほぼ底値圏だろう。売り一巡して反発を期待したい。
■月極駐車場関連の遊休不動産活用事業を展開
18年9月東証マザーズに新規上場した。駐車場情報検索ポータルサイト「カーパーキング」運営の月極駐車場紹介サービス、月極駐車場サブリースサービス(駐車場一括借り上げによる賃料保証サービス)などの遊休不動産活用事業を展開している。月極駐車場掲載件数は日本最大級である。
■19年9月期下方修正して減益予想、20年9月期収益改善期待
19年9月期の非連結業績予想は7月29日に下方修正して、売上高が18年9月期比47.4%増の27億20百万円、営業利益が39.1%減の1億円、経常利益が32.3%減の1億01百万円、純利益が41.6%減の64百万円としている。
先行投資的に人員採用を進めているが、営業戦力化が遅れて売上高が計画を下回る見込みとなった。また人員関連費用の増加も影響して、利益は増益予想から一転して減益予想となった。なお第3四半期累計は売上高が前年同期比46.2%増の19億40百万円、営業利益が43.6%減の74百万円だった。20年9月期の収益改善を期待したい。
■株価は底値圏
株価は上場来安値を更新する展開だが、IPO時高値1万1000円の5分の1水準でほぼ底値圏だろう。売り一巡して反発を期待したい。8月7日の終値は2246円、時価総額は約33億円である。