ユニプレスは売り一巡感
- 2019/8/9 06:51
- 株式投資ニュース
ユニプレス<5949>(東1)は自動車用プレス加工部品を展開している。20年3月期減収減益予想である。そして第1四半期は減収減益だった。利益進捗率が低水準であり、通期下振れに注意が必要だろう。株価は年初来安値を更新する場面があったが、その後は売り一巡感を強めている。下振れ懸念を織り込んで反発を期待したい。
■自動車用プレス加工部品
自動車用プレス加工部品の製造販売(車体プレス部品事業、トランスミッション部品事業、樹脂部品事業)を展開し、日産自動車<7201>向けを主力としている。なお日本製鉄<5401>と資本・業務提携している。
■20年3月期減収減益予想、1Q減収減益で通期下振れ注意
20年3月期連結業績予想は、売上高が19年3月期比10.0%減の2950億円、営業利益が23.0%減の155億円、経常利益が23.8%減の160億円、純利益が22・3%減の100億円としている。
第1四半期は、売上高が前年同期比8.4%減の720億76百万円、営業利益が71.2%減の12億40百万円だった。日産自動車を中心とする顧客の減産影響や為替影響を受けて減収減益だった。そして第1四半期の進捗率は売上高24.4%、営業利益8.0%だった。利益進捗率が低水準であり、通期下振れに注意が必要だろう。
■株価は売り一巡感
株価は年初来安値を更新する場面があったが、その後は売り一巡感を強めている。下振れ懸念を織り込んで反発を期待したい。8月8日の終値は1566円、時価総額は約752億円である。