【新規上場(IPO)銘柄】NATTY SWANKYは今6月期営業利益88.1%増益予想、直営店15店舗・FC店5店舗の新規出店を計画

株式市場 IPO 鐘

NATTY SWANKY<7674>(東マ)は、本年3月28日に東京証券取引所マザーズに上場した。同社は、「街に永く愛される粋で鯔背な店づくり」の理念のもと、期待以上が当り前、それが我等の心意気という気持ちでいい店作りに没頭している。餃子に特化し、独自製法による同店でしか食べられない肉汁餃子「肉汁餃子製作所ダンダダン酒場」の単一ブランドを関東圏中心に展開している。 8月7日大引け後に6月期本決算を発表した。前2019年6月期は、直営店17店舗(フランチャイズ店から直営店への変更1店舗含む)及びフランチャイズ店2店舗(直営店からフランチャイズ店への変更1店舗含む)の新規出店を行い、19年6月末の店舗数は直営店58店舗、フランチャイズ店18店舗で合計76店舗となった。今20年6月期は、直営店15店舗、フランチャイズ店5店舗の新規出店を計画し、20年6月末の店舗数は直営店73店舗、フランチャイズ23店舗で合計96店舗になる見通し。

 前19年6月期業績実績は、売上高39億8300万円(前の期比35.5%増)、営業利益3億1600万円(同88.1%増)、経常利益2億9700万円(同88.5%増)、純利益2億1800万円(同95.3%増)に着地。年間配当予想は、期末一括15円(普通配当10円、記念配当5円)を予定。また、6月30日現在の株主名簿に記載された株主を対象として株主優待制度を開始。保有期間・保有株式数にかかわらず1単元(100株)以上の同社株式を保有する株主を対象として、同社が運営するダンダダン酒場の「餃子一皿引換券(税込500円相当)」6枚を進呈する予定。

 今20年6月期業績予想は、売上高50億0200万円(前期比36.2%増)、営業利益4億3000万円(同35.8%増)、経常利益4億1000万円(同38.0%増)、純利益3億円(同37.1%増)を見込む。現時点では配当予想額は未定としている。

 株価は、3月28日につけた上場来高値3960円から5月17日につけた上場来安値2500円まで調整を挟んで7月1日高値3245円と上昇した後、75日移動平均線がサポートする形で、切り返している。同社は、フランチャイズ店を中心とした店舗を展開し、 全国で出店を加速し、出店エリアの拡大を計画しているが、前19年6月期に札幌、仙台(出店済)、水戸、新潟、広島、高松、熊本から問い合わせがあり、認知度の向上に伴い、出店可能エリアから順次開店を予定しており、高い成長が続く見通し。目先3100円割れで下値を固めた感があり、押し目買い優に上値を伸ばす可能性が高そうだ。(株式評論家・信濃川)

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