加賀電子は朝安のあと堅調転換、富士通エレクトロニクスの寄与など改めて評価

■第1四半期の連結営業利益24%増加

加賀電子<8154>(東1)は8月15日、次第に強い相場になり、11時過ぎに1645円(33円高)まで上昇。朝方の1568円(44円安)を下値に堅調転換している。19年1月に富士通エレクトロニクス(非上場)がグループ会社となり、8月7日に発表した第1四半期の連結決算(4~6月)で期初から業績に寄与してきたことが明らかになり、改めて評価し直されているようだ。

 第1四半期決算は8月7日に発表し、売上高は前年同期比97.4%増加して1095.64億円となり、営業利益は同じく24.2%増加して18.50億円となった。

 今期も、十和田パイオニア(株)の子会社化など、引き続き積極的な先行投資を行う。3月通期の連結業績見通しは初の予想値を据え置き、売上高は4300億円(前期比46.9%の増加)、営業利益は70億円(同7.5%減)、親会社株主に帰属する当期利益は50億円(同37.6%減)、1株利益は182円17銭。(HC)

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