スプリックスは底打ち、19年9月期増収基調で3Q累計順調
- 2019/8/19 06:34
- 株式投資ニュース
スプリックス<7030>(東1)は日本最大規模の個別指導塾「森塾」運営を主力としている。19年9月期は人件費増加などで利益横ばい予想だが、新規開校などで増収基調である。そして第3四半期累計は増収増益と順調だった。通期も収益拡大を期待したい。株価は底打ち感を強めている。出直りを期待したい。
■個別指導塾「森塾」運営が主力
日本最大規模の個別指導塾「森塾」運営の学習塾サービスを主力として、自立学習RED(教育ITを活用した学習塾)のFC教室、教育コンテンツ開発なども展開している。
学習塾サービスは夏季(7~8月)、冬季(12月~1月)、春季(3~4月)の講習実施期に売上高が増加し、教育関連サービスのテキスト販売は新学期開始前の3月前後に売上高が集中する。
■19年9月期増収基調で3Q累計順調
19年9月期非連結業績予想は売上高が18年9月期比9.1%増の114億01百万円、営業利益が0.3%増の24億74百万円、経常利益が2.1%増の24億73百万円、純利益が1.9%増の15億95百万円としている。人件費や研究開発費の増加で利益横ばい予想だが、新規開校などで増収基調である。森塾9教室開校、自律学習RED30教室以上開校の計画である。
第3四半期累計は売上高が前年同期比10.5%増収、営業利益が7.6%増益だった。新規開校、WEBプロモーションを中心とした積極的な広告宣伝活動などの効果で生徒数が増加(直営在籍生徒数は1590人増加の2万6947人)し、増収増益だった。
通期予想に対する進捗率は売上高72.9%、営業利益79.1%と順調である。通期も収益拡大を期待したい。
■株価は底打ち
株価は上場来安値を更新する展開だったが、8月6日の1544円から切り返して底打ち感を強めている。出直りを期待したい。8月16日の終値は1678円、時価総額は約287億円である。