CRGホールディングスは底値圏、20年9月期収益拡大期待

株式市場 銘柄

 CRGホールディングス<7041>(東マ)は、人材派遣・紹介と製造請負の人材サービス関連事業を主力として、業務効率化支援関連も展開している。19年9月期第3四半期累計は大幅減益だった。通期横ばい予想で再下振れに注意が必要となるが、20年9月期収益拡大を期待したい。株価は上場来安値を更新したが底値圏だろう。売り一巡して反発を期待したい。

■人材サービス関連事業が主力

 18年10月東証マザーズに新規上場した。人材派遣・紹介と製造請負の人材サービス事業を主力として、その他事業(BPOサービス、給与計算代行、採用代行、RPA、システムソリューションなど)も展開し、新規事業としてハイキャリアエージェントサービス事業、イベント事業、AI+OCR+RPAソリューション事業、グローバル人材サービス事業を開始している。

 人材派遣・紹介は事業会社ごとに専門性に特化した展開、製造請負は工場の製造・物流業務に一貫した対応を特徴としている。

■19年9月期横ばい予想、20年9月期収益拡大期待

 19年9月期の連結業績予想(5月15日に下方修正)は、売上高が18年9月期比11.4%増の229億75百万円、営業利益が1.9%増の5億79百万円、経常利益が0.8%増の5億64百万円、純利益が2.2%増の3億43百万円としている。

 第3四半期累計は売上高が前年同期比7.1%増の166億19百万円だが、販管費の増加などで営業利益が41.0%減の3億01百万円だった。通期予想は再下振れに注意が必要となるが、20年9月期収益拡大を期待したい。

■株価は底値圏

 株価は上場来安値を更新したが底値圏だろう。売り一巡して反発を期待したい。8月20日の終値は622円、時価総額は約34億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1.  暖房機器、除雪商品などを展開し割安放置が目立つセクターにホームセンター株がある。PBRが1倍を割…
  2. ■背広の売れ行きが映す街角の景気シグナル  街角の景気実感を分析し、景気実態を明らかにする経済指標…
  3. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  4. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る