安江工務店は底値圏、19年12月期増収増益予想

株式市場 銘柄

 安江工務店<1439>(JQ)は愛知県を地盤に、住宅リフォーム事業を主力として住宅関連事業を展開している。19年12月期第2四半期累計は人材関連費用の増加で利益が計画を下回ったが、前年同期比では大幅増益だった。通期は増収増益予想である。収益拡大を期待したい。株価は反発力の鈍い展開だが底値圏だろう。出直りを期待したい。

■住宅リフォーム事業が主力

 愛知県を地盤に、住宅リフォーム事業(18年12月期売上構成比70%)を主力として、新築住宅事業(同22%)や不動産流通事業(同8%)も展開している。M&Aを活用して他地域に進出し、17年9月兵庫県地盤のN-Basic、18年5月熊本県地盤のトーヤハウスを子会社化した。

■19年12月期増収増益予想

 19年12月期の連結業績予想は、売上高が18年12月期比3.6%増の49億54百万円、営業利益が8.9%増の2億40百万円、経常利益が8.4%増の2億38百万円、純利益が6.9%増の1億49百万円としている。

 第2四半期累計は売上高が前年同期比19.8%増の23億47百万円、営業利益が7.4倍の32百万円だった。営業利益は教育訓練費や採用費などの人材関連費用の増加で計画を下回ったが、前年同期比では大幅増益だった。

 通期は既存エリアにおけるシェア拡大、トーヤハウスの通期寄与、原価低減、業務効率向上などで増収増益予想である。通期ベースで収益拡大を期待したい。

■株価は底値圏

 株価は反発力の鈍い展開だが底値圏だろう。出直りを期待したい。8月22日の終値は981円、時価総額は約13億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る