安江工務店は底値圏、19年12月期増収増益予想
- 2019/8/23 07:26
- 株式投資ニュース
安江工務店<1439>(JQ)は愛知県を地盤に、住宅リフォーム事業を主力として住宅関連事業を展開している。19年12月期第2四半期累計は人材関連費用の増加で利益が計画を下回ったが、前年同期比では大幅増益だった。通期は増収増益予想である。収益拡大を期待したい。株価は反発力の鈍い展開だが底値圏だろう。出直りを期待したい。
■住宅リフォーム事業が主力
愛知県を地盤に、住宅リフォーム事業(18年12月期売上構成比70%)を主力として、新築住宅事業(同22%)や不動産流通事業(同8%)も展開している。M&Aを活用して他地域に進出し、17年9月兵庫県地盤のN-Basic、18年5月熊本県地盤のトーヤハウスを子会社化した。
■19年12月期増収増益予想
19年12月期の連結業績予想は、売上高が18年12月期比3.6%増の49億54百万円、営業利益が8.9%増の2億40百万円、経常利益が8.4%増の2億38百万円、純利益が6.9%増の1億49百万円としている。
第2四半期累計は売上高が前年同期比19.8%増の23億47百万円、営業利益が7.4倍の32百万円だった。営業利益は教育訓練費や採用費などの人材関連費用の増加で計画を下回ったが、前年同期比では大幅増益だった。
通期は既存エリアにおけるシェア拡大、トーヤハウスの通期寄与、原価低減、業務効率向上などで増収増益予想である。通期ベースで収益拡大を期待したい。
■株価は底値圏
株価は反発力の鈍い展開だが底値圏だろう。出直りを期待したい。8月22日の終値は981円、時価総額は約13億円である。