【新規上場(IPO)銘柄】ブランディングテクノロジーは中小企業向け総合ブランディングソリューションを提供、リバウンド幅を広げるか注目

株式市場 IPO 鐘

 ブランディングテクノロジー<7067>(東マ)は、本年6月21日に東京証券取引所マザーズに上場した。同社グループは、主にインターネットを活用して、販売促進や事業拡大を実現したい中堅・中小企業に対して、「ブランド事業」、「デジタルマーケティング事業」、「オフショア関連事業」を展開している。

 「ブランド事業」では、「ブランドファースト」の考え方を反映した独自フレームワークを軸に、中堅・中小企業が抱える収益拡大課題、人材及び育成課題に対して、顧客の”らしさ”を明確にし、顧客の競合差別化及び顧客とのコミュニケーションデザインに基づき、オウンドメディア構築運用及び経営サポートサービス、コンテンツマーケティングサービス、歯科経営コンサルティングサービスを提供している。


 「デジタルマーケティング事業」では、中堅・中小企業向けにデジタル領域における総合マーケティング支援を展開している。専門特化したマーケティングの責任者がおらず、ノウハウがない中堅・中小企業に対して、同社で抱えているコンサルタント人材が、上流のマーケティングフレームワークを理解したうえで、現状分析、戦略立案・実行、効果測定までワンストップで提供出来ることを強みとしている。

 「オフショア関連事業」では、ベトナム、沖縄を中心にオフショア及びニアショア体制を強化することによって、ブランド事業及びデジタルマーケティング事業に対して、高品質なサービスをより安価で提供することを実現している。また、当該体制で培ったノウハウを、現地で同等の品質でサービス提供することにより、アジアに事業所を持つ日系企業や現地企業におけるオウンドメディアの構築や、デジタル領域における総合マーケティング支援を展開している。

今2020年3月期第1四半期業績実績は、売上高12億1900万円、営業利益1900万円、経常利益600万円、純利益0万円に着地。上場関連費用が生じているが、概ね当初計画どおり推移している。

 今20年3月期業績予想は、売上高53億円(前期比6.2%増)、営業利益1億8000万円(同21.7%増)、経常利益1億7500万円(同15.1%増)、純利益1億1600万円(同21.4%増)を見込む。年間配当は、無配を予定している。

 株価は、6月24日につけた上場来高値4995円から8月19日に上場来安値1920円と調整した後、戻りを試す展開となっている。4月1日に自社メディアである歯科医院検索サイト「歯科タウン」のリニューアルを行い、情報量やコンテンツ品質の向上、検索等の操作性の向上を実現しているほか、7月16日に制作、広告、採用、コンサルなどブランドに関わる領域をワンストップで提供する、中小企業に特化した「中小企業様向け総合ブランディング」ソリューションの提供を開始したことから、業績に貢献するとの期待感が高まる。2000円を割り込んだところからの出直り局面となっているが、ここからリバウンド幅を広げるか注目したい。(株式評論家・信濃川)

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