平安レイは前3月期は2年ぶり最高益へ、7日決算発表、PER9倍台

株式市場 銘柄

チャート10 平安レイサービス<2344>(JQS)は、6円安の737円と4営業日ぶりに小反落となっている。ディフェンシブ性があり好業績予想で、割安感があり注目したい。年初来高値は760円(2月12日)、同安値721円(1月8日)、20日終値は743円である。

 同社は、冠婚事業、葬祭事業、介護事業を運営している。生花、料理メニュー、音響・映像分野、リネンによるコーディネートなどセレモニー商品など、新商品・新サービスの促進。法事、仏壇仏具販売、墓地墓石斡旋の売上による施行単価減の補完など、葬儀周辺売上強化。葬祭既存施設の再構築と新店舗の出店による営業エリアの拡大。内製化の推進によるコスト改善と人材の適正確保、少数精鋭によるマルチジョブスタッフの育成といった生産性と労務効率の向上。管理統制システムの強化などに取り組んでいる。

 前2015年3月期業績予想は、売上高97億9900万円(前期比2.5%増)、営業利益18億3600万円(同6.0%増)、経常利益19億4600万円(同4.9%増)、純利益11億9200万円(同10.7%増)を見込んでいる。 年間配当は20円(同1円増)を予定している。

 昨年5月に発表済みの中期経営計画(17年3月期売上高104億円、営業利益20億1600万円、経常利益21億2700万円、純利益13億0300万円目標)において、16年3月期売上高10億6700万円、営業利益18億9800万円、経常利益20億0900万円、純利益12億3000万円を計画しており、今16年3月期業績予想は、ほぼこの線に落ち着くと見られる。

 株価は、昨年9月17日に高値777円と買われた後、740円を軸にモミ合っているが、中期経営計画に沿った形で前15年3月期は2期ぶりに最高益更新、続く今16年期連続最高益更新が見込まれるため、下値を切り上げ煮詰まり感が出始めている。ディフェンシブ性があるほか、前期予想PER9倍台、PBR0.76倍と割り負け、15年3月期ベースでも配当利回り2.69%と利回り妙味もソコソコあり、下値不安は少ない。5月7日に予定される本決算の発表を前に待ち伏せ買い妙味が膨らもう。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る