平安レイは前3月期は2年ぶり最高益へ、7日決算発表、PER9倍台
- 2015/4/21 11:06
- 株式投資ニュース
平安レイサービス<2344>(JQS)は、6円安の737円と4営業日ぶりに小反落となっている。ディフェンシブ性があり好業績予想で、割安感があり注目したい。年初来高値は760円(2月12日)、同安値721円(1月8日)、20日終値は743円である。
同社は、冠婚事業、葬祭事業、介護事業を運営している。生花、料理メニュー、音響・映像分野、リネンによるコーディネートなどセレモニー商品など、新商品・新サービスの促進。法事、仏壇仏具販売、墓地墓石斡旋の売上による施行単価減の補完など、葬儀周辺売上強化。葬祭既存施設の再構築と新店舗の出店による営業エリアの拡大。内製化の推進によるコスト改善と人材の適正確保、少数精鋭によるマルチジョブスタッフの育成といった生産性と労務効率の向上。管理統制システムの強化などに取り組んでいる。
前2015年3月期業績予想は、売上高97億9900万円(前期比2.5%増)、営業利益18億3600万円(同6.0%増)、経常利益19億4600万円(同4.9%増)、純利益11億9200万円(同10.7%増)を見込んでいる。 年間配当は20円(同1円増)を予定している。
昨年5月に発表済みの中期経営計画(17年3月期売上高104億円、営業利益20億1600万円、経常利益21億2700万円、純利益13億0300万円目標)において、16年3月期売上高10億6700万円、営業利益18億9800万円、経常利益20億0900万円、純利益12億3000万円を計画しており、今16年3月期業績予想は、ほぼこの線に落ち着くと見られる。
株価は、昨年9月17日に高値777円と買われた後、740円を軸にモミ合っているが、中期経営計画に沿った形で前15年3月期は2期ぶりに最高益更新、続く今16年期連続最高益更新が見込まれるため、下値を切り上げ煮詰まり感が出始めている。ディフェンシブ性があるほか、前期予想PER9倍台、PBR0.76倍と割り負け、15年3月期ベースでも配当利回り2.69%と利回り妙味もソコソコあり、下値不安は少ない。5月7日に予定される本決算の発表を前に待ち伏せ買い妙味が膨らもう。