農業総合研究所は反発の動き
- 2019/9/5 07:37
- 株式投資ニュース
農業総合研究所<3541>(東マ)は農家の直売所事業を展開している。特定子会社の清算結了で19年8月期業績予想を下方修正したが黒字確保の見込みである。20年8月期の収益改善を期待したい。株価は8月の直近安値圏から反発の動きを強めている。出直りを期待したい。
■農家の直売所事業
農産物委託販売・買取委託販売・卸販売の農家の直売所事業を展開している。物流プラットフォーム(19年8月期第3四半期末時点で全国91拠点の集荷場)とITプラットフォーム(自社開発アプリ「農直」)を活用し、産地の生産者(同登録生産者数8435名)と生活圏のスーパー等(同導入店舗数1389店舗)を結ぶ農産物プラットフォームである。
■19年8月期黒字予想
19年8月期連結業績予想(特定子会社世界市場HDの清算結了に伴って7月12日に下方修正)は、売上高が18年8月期比34.2%増の31億円、営業利益が3百万円の黒字(18年8月期は96百万円の赤字)、経常利益が26百万円の黒字(同47百万円の赤字)、純利益が6百万円の黒字(同29百万円の赤字)としている。なお特定子会社の清算結了に伴い、18年9月1日から19年4月30日までは連結決算、19年5月1日から19年8月31日までは非連結決算となる。
■株価は反発の動き
株価(19年3月1日付で株式5分割)は8月の直近安値圏から反発の動きを強めている。出直りを期待したい。9月4日の終値は717円、時価総額は約151億円である。