ニーズウェルは調整一巡、19年9月期増収増益予想
- 2019/9/10 07:10
- 株式投資ニュース
ニーズウェル<3992>(東1)は業務系システム開発が主力のシステムインテグレータである。19年9月期増収増益予想である。収益拡大を期待したい。株価は6月の年初来高値圏から反落したが、調整一巡して切り返しの動きを強めている。戻りを試す展開を期待したい。
■業務系システム開発が主力のシステムインテグレータ
金融業界向け業務系システム開発が主力のシステムインテグレータである。業務アプリケーション開発、基盤構築、組み込み系システム開発などを展開している。
人材不足を補うニアショア(遠隔地)開発拠点として、19年10月に長崎開発センターを開設予定である。
■19年9月期増収増益予想
19年9月期の非連結業績予想(3月15日に利益を上方修正)は、売上高が18年9月期比10.9%増の57億円、営業利益が8.9%増の5億18百万円、経常利益が8.1%増の5億05百万円、純利益が6.4%増の3億46百万円としている。
第3四半期累計は、業務系システム開発やソリューション・商品等が好調に推移して、売上高が前年同期比9.6%増収、営業利益が5.9%増益だった。そして通期予想に対する進捗率は売上高71.9%、営業利益72.4%と概ね順調だった。
通期も金融系分野を中心に、ソリューション・ビジネスおよびエンドユーザー取引が拡大して増収増益予想、そして過去最高更新予想である。収益拡大を期待したい。
■株価は調整一巡
株価(19年1月1日付で株式2分割、19年6月17日付で東証2部から東証1部に市場変更)は6月の年初来高値圏から反落したが、調整一巡して切り返しの動きを強めている。戻りを試す展開を期待したい。9月9日の終値は703円、時価総額は約60億円である。