【株式市場】引き続き銀行株など強く日経平均は6日続伸しTOPIXは4日続伸

株式

◆日経平均は2万1392円10銭(73円68銭高)、TOPIXは1557.99ポイント(6.88ポイント高)、出来高概算(東証1部)は14億1720万株

 9月10日(火)後場の東京株式市場は、円安基調を受けてトヨタ自動車<7203>(東1)などは高いまま推移したが、願に関する研究を発表した第一三共<4568>(東1)が下げ止まらず、大手医薬品株が冴えず、日経平均は51円高で始まった後も40円高(2万1350円)前後の水準で小動きを続けた。大引も堅調で6日続伸となった。主な株価指数では日経500種平均と東証マザーズ指数が安い。

 後場は、スルガ銀行<8358>(東1)が前場上げたまま高値圏で推移するなど、引き続き地銀株が軒並み高く、市光工業<7244>(東1)は前週の中間決算説明会などを手掛かりに6日続伸。サイオス<3744>(東2)は地銀系ITシステムに強く地銀業界の地殻変動観測などで急伸しストップ高。sMedio<3913>(東マ)は引き続き新4K衛星放送対応ブラウザなどへの期待が再燃とされて2日連続ストップ高。スパンクリートコーポレーション<5277>(JQS)は小池都知事が駅のホームドアに補助をつけて普及促進とされ床材で関連するとの見方がありストップ高。

 東証1部の出来高概算は14億1720万株(前引けは6億8936万株)、売買代金は2兆2702億円(同1兆720億円)。1部上場2151銘柄のうち、値上がり銘柄数は1357(同1353)銘柄、値下がり銘柄数は729(同710)銘柄。

 また、東証33業種別指数は24業種(前引けも24業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、銀行、鉄鋼、証券・商品先物、石油・石炭、鉱業、海運、ガラス・土石、非鉄金属、その他金融、金属製品、などが高い。(HC)

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