クラスターテクノロジーは「バイオ3Dプリンター」が材料とされてストップ高

■8月下旬「実用化の段階に」と伝えられ関連銘柄を探す動きが拡大

クラスターテクノロジー<4240>(JQS)は9月13日、急伸し、9時50分頃からストップ高の401円(80円高)に張り付きながら断続的に値がついている。細胞の塊(スフェロイド)を3Dデータ通りに積み上げ、立体的な組織や臓器を製造する「バイオ3Dプリンター」に関連する機器を手掛けるとされ、仕掛け買いや値幅狙いの買いが流入したとみられている。

 8月26日付の日本経済新聞・朝刊が、「細胞を使って人工的に組織を作り出す「バイオ3Dプリンター」が実用化の段階に入っている。新薬の安全性評価に使われ、リコーは細胞を載せたチップ製品を2020年春までに発売する。JSRがカナダ企業と協業したのも、毒性を調べられる肝臓組織を開発するためだ。人工臓器の製造を目指す企業もあらわれ、世界で競争が始まっている」と伝えた。採り上げられたリコー<7752>(東1)JSR<4185>(東1)は8月下旬にかけて上げ、9月に入り一段とジリ高になっている。(HC)

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