ソレイジア・ファーマが戻り高値を更新、新規抗がん剤SP-02に注目再燃

■第2相臨床試験(最終試験)被験者の目標症例数到達と発表

ソレイジア・ファーマ<4597>(東マ)は9月18日、大きく出直り、朝方に7%高の162円(11円高)まで上げたあとも160円前後で推移し、戻り高値を更新している。17日の夕刻、開発中の新薬候補「SP-02」について、「第2相臨床試験(最終試験)被験者の目標症例数到達のお知らせ」を発表し、注目集中となった。

 現在実施中の開発品SP-02(新規抗がん剤、国際一般名:darinaparsin、一般名:ダリナパルシン)の第2相臨床試験(以下、「本試験」)について、このたび被験者の登録が目標症例数に到達した。

 本試験は、再発又は難治性の末梢性T細胞リンパ腫(以下、「PTCL」)を対象疾患とし、国際多施設共同・単一群・非盲検・非無作為化試験として設計され、日本、韓国、台湾及び香港にて実施している。2020年に統計解析を経た試験結果の公表を予定し、当該結果が良好な場合には当局との最終協議を経て、承認申請に移行する予定。

 未だ標準的治療が確立されていないPTCLの患者に、SP-02の開発を通じ、新たな治療選択肢を提供できるよう努力するとともに、PTCLに続き他のがん種に対する適応追加の可能性についても探索を継続していく、とした。(HC)

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