ジオスターが4日続伸、千葉県の台風停電を受け電線地中化に向けた期待
- 2019/9/18 11:00
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■目先は戻り一巡の可能性あるが月間ベースの出来高急増など注目される
ジオスター<5282>(東2)は9月18日、4日続伸基調となり、10時30分を回って16%高の330円(46円高)まで上げて出直りを強めている。高強度コンクリートスラブなど、建設・土木用コンクリート製品の大手で、電力・ガス・共同溝も手掛けるため、千葉県の台風災害・広域停電を受け、電線地中化に向けた期待が強まったとの見方が出ている。
当面の業績は低空飛行の見込みで、株価も2017年3月をピークに2年半にわたり低落基調が続いている。株価水準も、8月初旬から一段安となる前の水準に戻ってきたため、目先は戻り待ちの売りをこなす必要が出てくるとの見方がある。
ただ、このところ出来高は急増。月間ベースで見ると、9月は、まだ月央にもかかわらず、すでに2012年2月以来の高水準に達している。このため、テクニカル的な指標の一部に過ぎないものの、相場好転の兆しが出てきたとして注目し直す様子もある。(HC)