【引け後のリリース】東レの「ウルトラスエード」が富士重工の新SUVに採用

■天然スエードの風合など「エクシーガ クロスオーバーセブン」にマッチ

引け後のリリース、明日の1本 東レ<3402>(東1)は21日付で、同社のスエード調人工皮革「ウルトラスエード」(東レの登録商標)が富士重工業<7270>(東1)の新型クロスオーバーモデル「EXIGA CROSSOVER 7」(エクシーガ クロスオーバーセブン、4月16日発売開始)のシートなどに採用されたと発表した。ファッションの世界やインテリアなどで使われているが、富士重工の標準仕様車が同製品を採用するのは今回が初めてになるという。

発表によると、「ウルトラスエード」は、東レが1970年に開発した独自の超極細繊維の生産・加工技術をベースに開発した、天然スエードのような風合いを持つ先端素材。40年を越える歴史の中で培った、優れた質感や機能性は、ファッションの世界をはじめインテリアや雑貨、産業用途など様々な分野で上質な高級素材として高く評価されている。

今回、採用された「ウルトラスエード」は、タンカラーの染色加工を施したものに細かい穴を開けたパンチングタイプ。独特の質感によるスポーティでアクティブな素材感、高い通気性による快適性が、快適な室内空間を備えたSUVである「CROSSOVER 7」のコンセプトと合致したため、採用に至った。加えて、ウルトラスエードの持つ座席へのホールド性向上に繋がる滑りにくさと、耐摩耗性に優れるという特長が、富士重工の重視する運転のしやすさに繋がる機能として、評価された。

東レの株価は3月7日に1057.5円まで上げて2006年以来の高値に進み、本日も1020.0円(23.0円高)となり堅調。高値圏で推移した。

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