イグニスが後場一段高、赤字見通しに修正した後も高く注目強まる

■恋愛・婚活マッチングサービスと「VR」分野への期待が根強い様子

イグニス<3689>(東マ)は9月20日の後場、一段と強い相場になり、13時にかけて13%高の1309円(153円高)まで上げて3日続伸基調となっている。17日の取引終了後に今期・2019年9月期の連結業績予想を営業・経常・純利益とも一転、赤字の見通しに修正発表したが、翌18日の株価は6%高となり、その翌日も強いため、注目が強まったとみられている。

 各利益を赤字の見通しに修正した要因は、この期に新規リリースしたスマートフォン向けゲーム『でみめん』及びブラウザゲーム『猫とドラゴン』の売上高が想定を下回って推移したこと、一部プロダクトの売却・譲渡等にかかわる協議が長引いており、当期中の実現が困難になったこと、研究開発費や人件費等が多く発生したこと、など。

 ただ、その一方で、恋愛・婚活マッチングサービス『with』の売上高は順調に伸びており、次期以降も売上高は拡大を続け強固な収益基盤となる見込みであること、「VR」分野において『INSPIX LIVE』をリリースしたことから、今までの開発段階から収益を
生み出す段階に移行し、新たな収益基盤も確立できるものと考えること、などにも言及しており、恋愛・婚活マッチングサービスと「VR」分野への期待は強いようだ。(HC)

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