香陵住販は下値切り上げ、19年9月期増収増益予想
- 2019/9/25 05:31
- 株式投資ニュース
香陵住販<3495>(JQ)は茨城県を地盤とする不動産会社である。19年9月期増収増益予想である。収益拡大を期待したい。株価は上値の重い展開だが、下値を徐々に切り上げている。調整一巡して出直りを期待したい。
■茨城県地盤の不動産会社
18年9月JASDAQに新規上場した。茨城県を地盤として不動産流通事業(売買・仲介)および不動産管理事業(管理・賃貸・太陽光発電)を展開している。自社企画投資用不動産の販売により、ベース収益となる管理物件を積み上げている。18年9月期の売上構成比は不動産流通66%、不動産管理34%である。
■19年9月期増収増益予想
19年9月期連結業績予想は、売上高が18年9月期比10.4%増の58億82百万円、営業利益が3.6%増の5億59百万円、経常利益が7.1%増の5億40百万円、純利益が9.9%増の3億59百万円としている。
情報システム投資や店舗移転費用の発生で営業利益は小幅増益にとどまるが、不動産流通事業は大型の自社企画投資用不動産の販売、不動産管理事業は管理物件の増加で、それぞれ堅調に推移する見込みとしている。
第3四半期累計は売上高が47億15百万円、営業利益が4億42百万円で、進捗率は売上高80.2%、営業利益79.1%と順調だった。収益拡大を期待したい。
■株価は下値切り上げ
株価は上値の重い展開だが、下値を徐々に切り上げている。調整一巡して出直りを期待したい。9月24日の終値は1310円、時価総額は約17億円である。