RPAホールディングスは下値固め完了、20年2月期大幅増収増益予想
- 2019/9/27 08:30
- 株式投資ニュース
RPAホールディングス<6572>(東1)は、ロボットアウトソーシング事業およびロボットトランスフォーメーション事業を主力としている。20年2月期大幅増収増益予想である。第1四半期の利益進捗率は低水準だが、通期ベースで収益拡大を期待したい。株価は急落したが、下目固め完了して戻りを試す展開を期待したい。
■RPAサービスなど展開
RPA(Robotic Process Automation)技術や、AI(人工知能)技術を活用して、人事・経理・営業事務などの定型業務代行プラットフォーム「BizRobo!」を提供するロボットアウトソーシング事業、およびアフィリエイト型広告サービスやBtoBマーケティングサービスのロボットトランスフォーメーション事業を主力としている。RPAサービス「BizRobo!」の利用企業数は19年1月時点で1000社を突破した。
■20年2月期大幅増収増益予想
20年2月期の連結業績予想は、売上高が19年2月期比71.2%増の140億16百万円、営業利益が67.9%増の16億03百万円、経常利益が71.9%増の15億61百万円、純利益が66.6%増の9億31百万円としている。ロボットアウトソーシング事業、ロボットトランスフォーメーション事業が大幅伸長する見込みだ。
第1四半期は、売上高が前年同期比19.0%増の21億23百万円、営業利益が14.6%減の1億69百万円だった。新規導入数が順調に増加して大幅増収だが、RPAサービスの導入裾野拡大を企図した「BizRobomini」の導入で利益水準が低下した。人材採用などの先行投資も影響して減益だった。
第1四半期の利益進捗率は低水準だが、通期ベースで収益拡大を期待したい。
■株価は下値固め完了
株価は急落したが、下目固め完了して戻りを試す展開を期待したい。9月26日の終値は1732円、時価総額は約1002億円である。